35度を超える猛暑日が続きますが、沢登りは涼しく(時には涼しすぎる)そして大人の本気の水遊びを楽しむことができます。
しかしそもそも、
『初めての沢登り、どこに行けば良いの?』
『初心者を連れていくけれど、どこの沢が良いんだろう,,,。』
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな人に向けて選び方、そして初めての沢登りにお勧めの沢を紹介していきます。
目次.
選び方は?
沢登りのガイド本にはメジャーなコースとそしてグレードの記載があります。
1級が最も易しく、2級、3級と数字が大きくなるほど難しいとされています。
当然初めての人と5級の沢に行くのはお勧めできません。最も易しいとされる1級の沢がお勧めです。
しかしグレード以外の視点からも見たいところです。私が思うポイントは
①景色が良い
②沢までの道のりが短く、詰めも短い
上記だと考えます。
①景色が良い
沢の楽しさは泳いだり登ったりという遡行の内容だけではなく、景観もとても大事なポイントです。私としては1番大事なくらい。
『初めて行った場所が鬱蒼としていて景観が悪く、生活用水が入り込んでいるような沢だった。』なんてことになったら、もう2度と沢登りに行かないと思います。
最初こそつかみは大事。是非景観の良い場所に、そして良い天気の日を狙いたいところです。
また、沢は台風の影響を受けやすく『3年前は綺麗だったのに今年は倒木が多くてまともに歩けない・・・』なんてこともあるので、直近の記録をチェックしておくのもお勧めです。

②沢までの道のりが短く、詰めも短い
『易しい沢・景観の良い沢』を選んでも、『下山が5時間』とか言われると心が折れそうになりませんか?
また林道までの詰めが急登で、『ドロドロになりながら詰め上がる』というのも辛いです。
最初は御膳立てされたような沢に行くのがお勧めです。
近い・楽しい。これ大事です。
その他欲を言えば林道と並走しているような沢がお勧め。これは何かあった時に脱渓がしやすいからです。

上記の新版。ただルート数が減ったわけではなく、新しいルートも多少追加されている。
1.おすすめの沢 米子沢
グレード:1級上
エリア:上信越
まずご紹介するのは米子沢。
『デート沢』と呼ばれている米子沢。『デート沢』とは、初心者でも楽しめる比較的安全な沢で、そのうえデートにもお勧めの美しい渓谷ということです。
実際に私は沢登り初めての人をここに連れて行ったことがあります。

初心者向けといっても内容も充実。滝登りあり、ナメありと飽きることがありません。
上信越らしい開けた沢で景観がよく、そして水も綺麗で美しい沢です。
詰めらしい詰めもなく登山道に上がることができ、下山は2時間ほどありますが登山道を下っていくだけなので楽。
場所は新潟魚沼市なので東京からはちょっと距離がありますが、東京近郊は天気が悪くても新潟は晴れ、ということもよくあるので候補としてお勧めです。

2. おすすめの沢 水根沢
グレード:1級上
エリア:奥多摩
東京近郊で初心者向けの沢と言えば『水根沢』を挙げる人が多いのではないでしょうか。
私自身何度かシーズン初めに行ったことのある沢です。

水根沢は米子沢のような美渓という感じではないけれど、内容が面白い。
泳ぎあり、突っ張りあり、小滝あり。大人の本気の水遊びを楽しめます。
こちらも詰めもなく、下山も登山道なので簡単。
東京から近い奥多摩なのでそれもおすすめポイント。
数年前の台風?の影響で一部崩壊があったけれど、最近はそれも落ち着いて再び遡行しやすくなっているようです。
3. おすすめの沢 白毛門沢
グレード:1級上
エリア:谷川
多くの沢を抱く谷川連峰の入門的コース。
谷川の沢だけあって、スケールが大きく遡行は爽快そのもの。

スケールの大きな滝・ナメが連続し、飽きることがありません。
特に途中で出てくる『ハナゲの滝』は一見の価値ありです。
滝を避けて高巻きする場合も、人気な沢だけあり巻き道が明瞭です。
谷川らしい開けた沢の中を白毛門の頂きへ真っ直ぐに突き上げる爽快な沢登りを楽しめます。
開けていて景観の良い沢なので晴れている日がお勧め。その代わり泳ぎ沢ではないので真夏では中々に暑いので水分はしっかりと持って行くのを忘れずに。

4. おすすめの沢 東沢釜ノ沢東俣
グレード:1級上
エリア:奥秩父
最後にお勧めするのは奥秩父にある東沢釜ノ沢東俣。
1泊2日の行程の沢で、『デート沢』としても人気。

東沢釜ノ沢東俣の特徴は何と言っても水が綺麗。特にホラノ貝のゴルジュは本当に美しい。
『天国のような』とも評されるナメやスラブ滝があり、幕営地も広々としていて焚火にもぴったり。
癒し系の沢でのんびりと美しい渓相を楽しむ沢旅ができます。
泊まり沢だとハードルが高く感じるかもしれませんが、登攀要素が少ないので初めての人にもお勧め。実際私は沢登り初めての人をここに連れて行ったことがありますし、とても楽しんでもらえました。
日帰りよりも荷物は増えるけれど、日帰りでは味わえない沢を楽しむことができるのでお勧めです。

今回は沢登り初めての人向け・初めての人と行く人向けの記事を書いてみました。
最初はつかみが大事。遡行内容だけではなく景観やアプローチも考慮しつつ楽しんでください。
初心者の人向け装備一式はこちら↓↓
関西の初めての沢のお勧めはこちら↓↓
その他このコースも初めての人にもお勧め(山行記録)↓↓



