山菜採り=山に入って、主に「食用になる山菜」を採る行為。
野草摘み=山菜に限らず、もっと広い範囲の「野に生える植物」を摘む行為。
(ChatGPTより)
『山菜に詳しかったらもっと山登りが楽しくなるのだろうな』『泊まりの沢登りの時には山菜採りして天ぷらで食べてみたいな』
そうは思いつつ、私は一度も山菜採りをしたことがありません。
何故なら登ることに必死すぎて草や花に意識が回らないから。
最初から山菜を狙うのはハードルが高いのではないか。
ということで、多摩川に野草摘みをしに行ってみました。その冒険記です。
目次.
1.野草を調べる
冒険に行く前にまずは多摩川に何が生えているかを調べるところから。
図書館で野草図鑑を借りてきて場所・季節で選んでいきます。

そして今回の狙いは
【キクイモ・スベリヒユ・クズ・ヨモギ・セリ・イタドリ】に定めます。
その中でも特に狙いは【ヨモギ・クズ・セリ】です。
ヨモギはなんかいっぱい生えていそうだし、よもぎ餅好きだし。クズはくず餅食べたいし。セリもなんか聞いたことあるし。
狙う野草だけではなく、摘んではいけない毒草も調べておきます。
特に今回摘みたいセリは似た節を持つドクゼリというのがあるらしい。注意が必要です。
日焼け止めを塗って、摘んだ野草を入れる袋を持っていざ多摩川へ向かいます。
2.多摩川へ
多摩川までは家から歩いて15分ほど。
多摩川までの道を歩いていると、車がビュンビュン走る道路脇の空き地にスベリヒユみたいな草が。

『まさかね~。』とは思いつつ近付いて見てみます。
図鑑によるとスベリヒユに見た目が似ている毒草にコニシキソウというものがあるとのこと。
それ故スベリヒユだと思って安易に採取するのは危険で、見分け方は茎を折ると白い液が出るかどうか。

茎を折ってみると白い液がでません。
『まさか本当にスベリヒユ???』
写真を撮ってAIに確認してもらうとスベリヒユだと言うではないですか。
家から出て5分足らず、早速野草ゲット。スーパーへ行くときに毎回通る道にお前いたんかい!という驚き。
犬のおしっこを栄養素として成長したであろうスベリヒユですが、まあ湯煎すればいけるでしょう。
多摩川に着く前に近所で既に野草ゲット。幸先の良いスタートです。
3.本当に多摩川へ
意気揚々と多摩川河川敷に到着。
『こんなに簡単にスベリヒユがゲットできたなら河川敷なんて入れ食い状態じゃないの~!?!』と浮かれて臨みます。
河川敷の草原を踏み分け道なき道を進むと夫からすぐに『見つけた』のコール。
走って近付くと『多分ヨモギ見つけた』とのこと。

ヨモギには私が小学生の時の課外授業で学年全員で河川敷へ摘みに行って、よもぎ団子を作った思い出があります。
それ故見れば「よもぎ」と分かるかと思っていましたが、ヨモギらしき草を見てもそれがヨモギか確信が持てない。
図鑑によると【葉っぱの裏側は毛が密生していて白く見える】とのこと。

裏側を見て白っぽいのを確認。加えてAIでも確認すると【これはよもぎです】という返事。AIのお墨付きをもらい安心して採取して袋に詰めます。
スベリヒユ・ヨモギは両方とも夫が発見して採取しました。
こうなると是が非でも私も見つけたいところ。河川敷の道なき草っぱらを練り歩きます。
しかし、ない。
野草が見当たらない。
こんなはずではないと思って道なき道を1時間以上歩き回るも見当たらない。
見つからないとつまらないもので、飽きます。
『私は休日に何してるんだ?』という疑問が頭をよぎります。
『もう帰りたいな』と思うも夫は遠くで楽しそうに土を掘っています。
しばらく川を眺めたり、野球少年たちの声に耳を傾けてのんびりしていましたが、もう一度気を取り直して探します。
そして約1時間半後、ヨモギの群生を発見。

何故か今回は見ただけでヨモギと確信。(集団でいたからなのか?)
見つかると野草摘みは楽しいもので、スキップして夫に報告。テンション爆上がりです。
4.夫が見つけたもの
私と合流した夫はなんとキクイモを掘り出していました。

しかし一生懸命石で掘り起こしたにも関わらず、芋部分はまだ小さく食べられるレベルではありませんでした。残念。
今回はここでお終いにして帰路につきます。
5.いざ実食
家に帰ってきた我々は野草を調理することに。
今回の戦利品はスベリヒユとヨモギです。
スベリヒユはヨーロッパでは「食用ハーブ」として親しまれ、スープに入れて食べることが多いそう。
しかし私たちは日本人。ひじきの煮物と和えてみることにします。

まずは水洗いをし、さらに少し茹でておきます。
醤油を垂らしてひじきと和えてみました。

少しぬめりがあり、モロヘイヤを彷彿とさせる食感です。
下茹でしたからか苦みもなく、好きな味でした。もっと摘んで来ればよかった。
続いてヨモギ。
こちらも水洗い+下茹でしてみます。その状態で食べると苦みがありました。
ヨモギはベーグルに混ぜてみることにします。
ヨモギを砂糖で煮詰めてジャムにしていきます。

ペースト状になったヨモギジャムを生地に練りこみ、飾り的にヨモギの葉も外面に張り付けて焼き上げます。

苦みがぐっと減り、和の香りのするベーグルになりました。どこかよもぎ団子を彷彿とさせる香りです。
もっと摘んで来ればよもぎ茶にもトライしてみたい、そんな爽やかさもある香りです。
さて、また野草摘みに行くのかと言われると答えはまだクエスチョン。
美味しい食べ方をまだ考案しきれていないし、食べてみると目が飛び出るほど美味しいわけもないから。
でも材料費タダで食材が手に入るというのはお財布に嬉しいし、見つけたときの喜びと食べられるのかどうか半信半疑なドキドキ感はなかなかに冒険的でした。
次はお月見の時にでもよもぎ団子を作るために冒険に出てみようと思います。



