Trails × Trips

こんにちは、Trails × Tripsです!
山のアクティビティ、そして山と旅を組み合わせた山×旅を楽しんでいます。
ここでは皆さんに山の魅力を紹介するだけでなく、何か行動のきっかけになれればと思っています。

Hi, I'm Trails × Trips!
I live in Japan. Japan has a variety of mountains and a unique culture, so I enjoy combining mountain activities with traveling.
I enjoy trekking, trail running, rock climbing, and gorge climbing.
I hope to not only introduce you to the mountains, but also to inspire you to get out of your comfort zone, set goals, and pursue what you are most passionate about.

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【瑞牆山】左稜線 大面岩 マルチピッチクライミング

【おすすめポイント】

①ボルトルートのマルチ!

左稜線は瑞牆では希少なボルト主体のマルチ。ナチュラルプロテクションに自信のない人にもお勧めです。

②優しめのグレード!

全10ピッチのうち最高グレードは10cまで。そのため初中級者の人でも取りつきやすいルートです。

③爽快なルート!

最初こそ鬱蒼としたスタートですが、高度を上げるにつれ見晴らしは良くなり、頂上では十一面や小面岩が一望できる爽快なルートです。

取りつき
チムニー
山頂

【コース概要】

グレード5.10c
ギアC0.5-C2
ピッチ数10
瑞牆クライミングガイド第2版 上巻
瑞牆クライミングガイド第2版 上巻

【山行記録】

2025/09/27 晴れ

チップの駐車場に車を停めて歩き出します。

8:30前に駐車場に着いたら私たちが駐車できる最後の一台でした。クライミングの季節だなと実感。

パノラマコースを歩く

パノラマコースを歩いていきます。多くの人に歩かれている道なので迷うことはありません。

ダイダラボッチとの分岐

歩き出して15分ほどでダイダラボッチとの分岐に到着。

大面岩はパノラマコースをそのまま歩いていくのでトポ通り左手に進んで行きます。

苔むした30mほどの岩

ずんずん歩き続けてトポ上の【苔むした30mの岩】に到着。トポ通り左に進みます。(しかしここから迷いに迷います)

そのままトポを頼りに進み、大きなCSがあるところに到着。

CSから5mほど下に木があり、トラバースするとリングボルトが打ってありました。

『これが左稜線か~!』と意気揚々と準備して取りつきます。夫がリード。後続パーティーも来られました。

夫が登って行き、姿が見えなくなったあたりからロープの流れが進んだり戻ったりを繰り返します。

そして途中まで登っていたはずの夫が戻ってきて『これ違うルートかも。』とのこと。

後続の方と『確かに大面岩から離れすぎじゃないか?』『もっと小面岩寄り(岩に対して右)ではないか?』との話になりました。

後続の方含めて再び左稜線探しスタート。結局、一時間半近く探し回りました。

この岩の右側を進む

正解ルートはと言うと、まず【苔むした30mの岩】を左に進むとすぐ出てくる上記写真の岩の右側を進んで行きます。

台風の影響なのか道が荒れていて、『ここは違うだろう』と思わせてくる道ですが、ここです。踏み跡もあります。

チムニー?

荒れた道を進むとチムニーが見えてきます。

『チムニー…???』という感じですが、これがトポに書いてあるチムニーです。

突き出した立木

チムニーから5mほど下にトポで言う【突き出した立木】があります。

ここを左へトラバースするとちゃんと1Pの終了点がありました。

後続の人たちに『ありましたよー!!』とお声がけして、いよいよクライミングスタートです。

1P目終了点

2P目:5.8 30m & 3P目:3rd 30m 

私たちは1P目はスキップして2P目からスタート。

5.8とは言いますが、久しぶりにクライミングする身としては5.8以上に感じてしまいます。

ロープが十分に余っていたので3P目もリンクさせて登りました。

3P目は立木が3本続いており、そこから傾斜が緩くなります。プロテクションから距離が離れたので#1をきめて進みました。


4P目:5.10a 20m

4P目

4P目は木登りスタイルからスタート。

最初に出てくるRCCボルトが結構古めなので落ちたくない感じで慎重に進みます。

順調に登って行くと大きな岩が出てくるので、ここを右へトラバース。

ダイクがあるので手をジャム気味に、足はダイク上をトラバースして進みました。トラバースポイントでは#2がきまりそうでした。

4P目のトラバース部分

5P目:5.10c 10m

5P目出だし

5P目は左稜線で一番グレードの高い10cが付いているピッチ。

それ故短い間隔に新しいボルトが連打されていました。

出だしはハイステップで足を上げて右のカンテを取りに行きますが、私はカンテまで手が届かず苦労しました。(最後はちゃんと手が届いたけれど)

その一手が取れればあとはスラブです。トポにある『高度感』はそこまで感じませんでしたが、久しぶりのスラブにヒヤヒヤしました。

3ピン目辺りも嫌らしく、行きつ戻りつ、結局右カンテを使いながら登りました。

終了点もボルトが打たれていたので、このピッチに関してはカムは不要でした。


6P目:5.10b 20m

6P目

最初は正面のボルダーを左から『えいやっ』と登り、1ピン目にクリップ。

そこからは右カンテを使いながらフェースというよりスラブを登って行きます。

5P目同様ボルトが打たれていていますが、少し距離は開くのでよりスリリング。

『10bってこんな難しいんだっけ?』『スラブってどうやって登るんだっけ?』という感じで登って行きました。

リードでは行けなかったと思います、フォロー万歳!

終了点から

7P目:5.10a 25m

7P目

7P目は最初少し下り気味にトラバースしてからスタート。

トラバースすると大きなフレークがあるのでそれを『えいやっ』と掴み、体をグイっと上げて直上していきます。

最後大きな岩が鎮座していて、そこを右回りに登ったところでピッチを切りました。


8P目:3rd 10m

出だしが左右に分かれているので少し迷いますが、右が正解。

『3rdと言いつつまた怖いんでしょ~?!』と疑って進みましたが、ここは本当に3rdでした。

チムニー手前の木でピッチを切りました。


9P目:5.10a 20m

チムニー

チムニーをバック&フットで登って行きます。

ボルト間も近く前半は順調に登って行きますが、後半はオフウィズスで絶望。

全然進んで行かなくて『なんなん~!!!(怒)』と誰に向けてるのか分からない怒りの叫びをしました。

途中リングボルトが破断している箇所がありました。この破断しているリングボルト周辺が一番難しく感じました。

#5 or #6があればきまりそうだったので、オフウィズスに不安がある人は持って行ってもいいかもしれません。


10P目:3rd 40m

どこをどう歩けばいいのかよくわからないピッチ。

とりあえず頂上に向けて進み終了としました。コールが聞きとりにくかったのがネック。

休憩して帰る

これにてクライミング終了。

日陰でおにぎりを食べて休憩してから下山します。

まずは下降点へ。下降点は大面岩の山頂にあり、山頂へは一手もののボルダーを越えて行きます。ボルダーと言ってもアプローチシューズで登れるレベルです。

頂上からの景観

頂上に立つと目の前に十一面。素晴らしい景色でした。

下降点を探す

頂上の隅っこに光るボルトが見えました。

『そこか~!』と思って進むと『え、本当ここ行くの?嫌だな』と思う怖い歩き。

周りをキョロキョロすると近くにケルンとフィックスロープが見えました。

下降点

しっかりとしたアンカーとフィックスロープがありました。

頂上の隅っこにあったボルトは他のルートの終了点だったみたいです。

フィックスロープで懸垂するのも怖いし、まずは私がロワーダウンで適当なところまで降りて、夫がアンカーで懸垂して降りました。

そこからはフィックスロープを頼りに降りて、踏み跡を辿って大面~小面のコル方面へ。

踏み跡がしっかりとあるので迷うこともないと思います。

トコトコ歩いていくと再び【苔むした30mの岩】。そこから取りつきまで戻りザックを回収して下山です。


【アキの一言】

超久しぶりのクライミング。

初見では難しい取りつきに苦労しましたが、クライミングの内容としてはスラブありチムニーありで楽しいし、景色も良くて充実した内容でした。

久しぶりのクライミングすぎて(1年以上ぶり?!?!)、クライミング能力が落ちていることは勿論だけれど、恐怖心が無駄に大きくなってしまっていて、それに危機感を覚えました。

そもそもが豆腐メンタルなのに、『煮崩れ豆腐メンタル』くらいになっていました。

メンタルの回復とクライミング能力を底上げして『左稜線?余裕っしょ~』くらいまで持って行きたい所存です。


【装備】

60mシングルロープ カム#0.5-#2 スリング クイックドロー*8

瑞牆クライミングガイド第2版 上巻
瑞牆クライミングガイド第2版 上巻