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こんにちは、Trails × Tripsです!
山のアクティビティ、そして山と旅を組み合わせた山×旅を楽しんでいます。
ここでは皆さんに山の魅力を紹介するだけでなく、何か行動のきっかけになれればと思っています。

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I live in Japan. Japan has a variety of mountains and a unique culture, so I enjoy combining mountain activities with traveling.
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登山用ヘルメットの選び方 【クライミング・沢登り・登山】

一般登山道でも岩場の多い山域ではよく見かけるようになったヘルメット。

長野県警も岩場のあるルートでは山岳用ヘルメットの着用を推奨しており、ヘルメットは登山の装備として市民権を得た感があります。

今回はそんなヘルメットに関して、『結局自分のアクティビティに必要なヘルメットは何?』ということをアクティビティ毎に考えてみます。

目次.


1.クライミング

ロッククライミングと一言で言ってもスポートクライミング、トラッドクライミング、マルチピッチクライミング、アルパインクライミング等、多岐に分かれるのでヘルメットに迷うと思います。

結論から言うと、私はスポートクライミングではヘルメットは着用していません。

一方でマルチピッチやアルパインクライミングの場合にはヘルメットを着用しています。

何故ならこれらのクライミングの際には岩が脆かったり、自分より上に人がいて落石の可能性が高まるからです。

『先行パーティーが落石を発生させてしまい上から石が降ってきた。』

『ビレイ中にクライマーが落石を発生させてしまい石が落ちてきた。』

『クライマーがフォールして、その拍子に周囲の小石や岩が剥がれて降ってきた。』

このようなことがあるからです。

実際【岩の墓場】とも呼ばれる滝谷を滝谷出合から登って行った時(アルパインクライミング)には、自然発生の落石やクライマーからの落石が多く、何度もヘルメットに小石が当たりました。

それ故マルチピッチやアルパインクライミングの時にはヘルメットを着用しています。

そしてこの時に使うヘルメットは頭頂部に強度のある素材を使用しているものを着用しています。

何故なら今までお話しした通りロッククライミング時にヘルメットを着用するのは、上からの落石から頭を守るためだからです。

側面の機能は主に【転倒】のためです。ロッククライミング時には【転倒する】という事は基本的にありません。

勿論落ち方をミスして壁に頭からぶつけるということもあるでしょうが、基本的には上部からのみを意識し側面を削って、軽さを重視しています。

具体的にはBlack Diamond社のベイパーやPetzel社のシロッコのことです。

ベイパーは頭頂部にポリカーボネイトとEPS、そしてスチールの約8倍の強度対重量比を持つALUULAを使用しており、側面を軽量にしながらもUIAAの強度規格をクリアしているモデルです。

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シロッコもポリカーボネイトとEPSを使用して頭頂部に強度を持たせ、側面は軽量にしているモデルです。

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2.沢登り

私は登山・クライミング・トレイルランニング・沢登りとする中で、最も不確定要素の強い遊びが沢登りだと思っています。

『足を乗せた岩が意図せずヌルヌルで転んだ。』

『水の勢いに足を取られて転倒した。』

『安定していると思った岩が意図せずもげて墜落した。』

『滝の登攀中プロテクションが吹っ飛んでフォールした。』

『体重をかけた岩が実は浮いていてバランスを崩して転倒した。』

そんなことが多々起きるからです。

そしてこのような場合には往々にして受け身も取れず、横に転んだり、頭から壁にぶつかってしまったり様々な形で体をぶつけてしまいます。

上記の例は全部私の実体験です。

沢登りの後に温泉に入り頭を洗っていたら髪の毛から大き目な木の枝が出てきたこともあります。

だからこそ、沢登りではヘルメットがとても重要だと思っています。

そして私は沢登りの際にはクライミングの時とは違い、側面・頭頂部共にプロテクションのあるモデルを使用しています。

具体的にはBlack Diamond社のキャピタンのようなモデルです。

少し重くなりますが、全方位型で保護力を高めています。

キャピタンは強度のあるABS樹脂をシェルに使用し、衝撃吸収のためにフォームはEPPとEPSを組み合わせているモデルです。

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3.登山

私は一般縦走であればヘルメットを被ったことがありません。また、現状では必要と思っていません。

ヘルメットは軽いけれど、それでも数百グラムあり、また嵩張るものです。

【重い荷物=リスク】にもつながるので、それならば『さっと登ってさっと帰る』方が安全だと感じるからです。

ただもっと年齢を重ねた時、『何もないところで足が躓く』、『転んだ時に手が出ない』といったことを感じるようになったら、自分を過信せずヘルメットを着用すると思います。

その際には今まで話したクライミングの時と沢登りの時の話から分かるように、側面・頭頂部共にプロテクションのあるモデルを使用するつもりです。

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4.そもそも論とまとめ

ちなみに登山の事故とヘルメットの関連性についても調べてみました。

皆さんはヘルメットが一般化したことで山の事故は減ったと思いますか?

長野県警からのデータの抜粋と登山人口の推移(レジャー白書)を合体させて表を作ってみました。

この表から分かる通り、割合だけで見ると山の事故は増加傾向です。

『じゃあヘルメットって意味ないじゃん!』

そんなことを言いたいのではないのです。ヘルメットは安全登山の装備として重要なアイテムだと思いますし、ヘルメットを被ることは良いことだと思います。

ただ、ヘルメットはあくまで安全に登山するための補佐で、ヘルメットだって壊れるし、落石が大きければヘルメットごと一緒に潰されます。

つまり当然の話ですが、ヘルメットを被ったからと言って自分の力量以上の山へ行けるようになるわけではないし、被ればオールオッケーという魔法の道具でもない。

結局は、『この山でヘルメットが必要なのか』『必要な場合どのようなヘルメットが良いのか』を自分で考え、決める必要があるよなと思います。

それから購入の際には、実際に店頭で被ってみることをお勧めします!

人の頭の形は千差万別。登山靴を選ぶ時に、『スペック的にこれがいい!』と思っても自分に合わなかったら靴擦れ等トラブルが起きるのと同じで、自分の頭に合っていないとその保護力も半減です。

是非自分の頭に合ったものを見つけてください!


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