【コース全体 2泊3日】
高湯温泉 – 駱駝山 – 一切経山 – 酸ヶ平避難小屋 – 吾妻小富士 – 鎌沼 – 東吾妻山 – 幕川温泉 – 鬼面山 – 箕輪山 – 鉄山避難小屋 – 船明神山 – 安達太良山 – 奥岳登山口 – 岳温泉
【Day2吾妻~安達太良コース】
浄土平ビジターセンター – 鎌沼 – 東吾妻山 – 景場平 – 幕川温泉 – 野地温泉 – 鬼面山 – 箕輪山 – 鉄山避難小屋
【2日目お勧めポイント】
①鉄山避難小屋から見る沼ノ平

2日目は吾妻エリアから安達太良エリアへの移動日。つまり修行的な時間が多い1日。
『暑い。』『風が通らない。』『草木が邪魔。』『虫がうざい。』『景観ない。』そんな感じです。
でも、最後鉄山避難小屋に着いた時、沼ノ平が見えます。全てが報われます。
『今日という日はこのため。』と思いました。めちゃくちゃ感動しました。
初日も勿論よかった。でも、ボルケーノトレイルを通して一番良かったのがこの沼ノ平。
もっと言うと『鉄山避難小屋から見る沼ノ平』が一番良かった。
美しい沼ノ平ですが、1900年の噴火で死者70名以上、そして1997年には火山性ガスにより登山者4名が亡くなっており、現役の活火山の一部(火口原)でもあります。
実際周辺は硫黄の匂いがしていました。(現在も馬の背からくろがね小屋への登山道は火山性ガスのために廃止されています。)
自然の恐ろしさを感じつつも、火山の影響で白くなった山肌とはっきりとした支尾根のラインは美しく、まるで山全体が彫刻のよう。屏風絵のように広がる大きなスケールに圧倒されます。
②箕輪山

鬼面山の後、鉄山避難小屋の手前にある箕輪山。
森林限界を越えて活火山らしいガレた山頂に到着すると、雄大な景色が広がります。
北を向けば鬼面山方面の山深い景色。南を向けば山の中にぽつんと立つ鉄山避難小屋と、それに続く1本道。
『あぁ、こんな山深いところまで来たんだ』と感慨もひとしお。
牧歌的とはまた違う、深い自然に包まれます。
箕輪山は安達太良連峰の中では最高峰の山で、風も良く抜けるので休憩には最適。気が付けば山頂で1時間半も昼寝してしまいました。
【参考記録】
2日目の見どころはなんといっても『鉄山避難小屋からみる沼ノ平』
これを見るために2日目の辛い一日があったのだと思いました。
【鎌沼 – 東吾妻山 – 景場平】
スタート直後の鎌沼は木道も整備されていて、気持ちの良い道。
鎌沼は火口原に水のたまった火口原湖で、湿原らしい植物を見ることができます。




鎌沼を過ぎると樹林に覆われた道となり、粛々と登って行くと東吾妻山。鎌沼から約1時間です。
鎌沼以降は虫が多くて(1回飲んじゃったし)、山頂まで虫が嫌すぎてノンストップで進みました。

東吾妻山を下っていくと景場平に到着。東吾妻山の山頂から約1時間程です。
この景場平も木道が整備されていて気持ちが良い場所です。ただ『暑い&虫うざい』だったので、ゆっくりせず次に進みます。


【幕川温泉 – 野地温泉】
景場平から鳥小平へと進み、そして幕川温泉へ向かいます。
この道中は『新・奥の細道』と名付けられた東北自然歩道を歩きます。
『新・奥の細道とは…???』となりつつ、樹林帯を進んで行きます。
当日があまりに暑かったので気持ち良さを感じられませんでしたが、涼しい日ならこの遊歩道は気持ちが良いだろうなと思いました。

そして幕川温泉からは灼熱のロード歩き。
温泉街は立派な温泉が何軒もあって、日帰り温泉なんかもありました。
温泉宿の前を通る度に自販機が無いか(コーラが飲みたかった)チェックしましたが、残念ながら自販機・飲食店はなく、そのまま鬼面山へ。
【鬼面山 – 箕輪山】
鬼面山へのトレイルは、風は通らないけれど快適です。
鎌沼から約5時間で鬼面山の山頂。ここまで来ると見晴らしが良く、前も後ろも緑一色。
『東北の山に来たな~!』と感じる山深い雄大な景色が広がります。

しかしもっと素晴らしかったのが箕輪山。鬼面山から箕輪山まで約1時間半。
箕輪山の山頂は前と後ろだけじゃない。全方位緑一色。
これから進む方角には山の中にぽつんと立つ鉄山避難小屋と、それに続く1本道。
牧歌的というよりも、もっと重たい緑の海。
『随分遠くまで来たのだな』と感慨にふける、そんな景色でした。
とても気持ちが良いい場所だったので休憩。気が付いたら1時間以上昼寝していました。
箕輪山山頂は風も通り、虫もいないので最高の休憩スポットでした。



【箕輪山 – 鉄山避難小屋】
1時間半も爆睡した後、鉄山避難小屋へ向かいます。
箕輪山から鉄山避難小屋は目と鼻の先。イージーです。
箕輪山を一度下り、登山道から10分くらいのところにある水場に水を汲みに行きました。
この道は雪渓が結構残っていて斜面も急だったので何度か滑り落ち、手も使いながら歩きました。
『箕輪山まで来たら今日はもう終わりだ』と思っていたので、この雪渓歩きの数十分が地味に辛かったです。
でもここの雪解け水は新鮮で、とっても美味しかった!暑くて喉が渇いていたので生き返りました。
水を汲み終わって、いざ鉄山避難小屋へ。



【鉄山避難小屋】
鉄山避難小屋に着いたら、突然目の前に沼ノ平。
私、この旅の景色は事前にチェックしていたのですが、沼ノ平がこんなにスケールが大きいって知りませんでした。
くっきりと見える凛々しい支尾根のライン。火山の影響で白くなっている山肌。
その美しさが屏風絵のように目の前に広がり、もう綺麗とか越えて神々しい。
山全体が彫刻みたい。ただただ感動。
このボルケーノトレイルを通して一番良かった場所です。
2日目は修行感のある時間が多かったのですが、全てが報われた気持ちです。
明るいうちに到着したので徐々に夕日に照らされ変わっていく沼ノ平を拝めて最高の思い出になりました。
そしてこんなに素晴らしい場所なのに誰もいないという不思議。結局2日目は合計で3組にしか出会いませんでした。
箕輪山では虫が居なかったのに、避難小屋周辺は虫がうざかったので、暗くなったらとっととテントの中に撤収して眠りました。





いよいよ明日は安達太良山へ。ボルケーノトレイル最終日!
1日目・3日目の記録はこちら
今回のコースはこちらを参考にしました。
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