『くじゅう連山に行ってみたい。でも概要が掴めなくて、どの山が良いのか、どのコースが良いのか決められない,,,』
私もくじゅう連山への旅を決めた時、概要が把握できずにそう思いました。
せっかく行くならミスチョイスしたくない。でも分からない。
ここでは私が実際に現地に行った体験を元に、そんな人に向けた、それぞれの山の特徴とおすすめのコースを紹介します。
くじゅう連山のベースとなる情報なので、これを読んで自分にあった【山×旅】プランを見つけてください!

目次
1.くじゅう連山特徴
九重連山は大分県にある火山群で、九州最高峰である中岳を含む山脈です。
【特徴】
①日本とは思えない景色に出会える!
九重連山はドーム状の火山体が数多く連なっており、その景観は荒野のような、火山のような、アメリカ西部のような、日本とは思えない圧倒的な景観に出会えます。
②ピーク毎に見える景色が全然違う!
1つのピークからは火山が見え、隣の山からは草原が見え、その隣からは御池が見え、と隣同士の山でも、全く違う景色を見せてくれます。
③1日で複数のピークを踏める!
九重連山は、北アルプスや南アルプスの山脈と比べ、比較的コンパクトに集まっています。
また、ピーク毎に上り下りするというよりも、高い位置で隣の山へ縦走できるため、1日で複数の山を登ることが可能です。
2.くじゅう連山分布図(概略)
①中岳周辺
九重連山と言えば、この中岳周辺の山をイメージする人が多いでしょう。
くじゅう17サミッツと呼ばれる、九重連山のうち1,700mを超える9座の多くがこの中岳周辺にあります。
特徴のところで述べた通り、九重連山は激しい上り下りをせずに隣の山へ縦走が可能なので、この17サミッツを走破しても走行距離は約20km、累積標高2,000mちょっとです。
東京都にある雲取山の場合、石尾根経由で奥多摩へ下ると総距離が約30km、累積標高2,200m以上になのを考えると、いかに九重連山がコンパクトであるかが分かるかと思います。

②黒岳周辺
中岳から東に位置し、涌蓋山と比べると中岳周辺に近く、健脚であれば黒岳周辺+中岳周辺は1セットで回れます。
今回私はこちらまでは足を延ばさなかったのですが、大船山は紅葉の時期に特にお勧めです。
③涌蓋山周辺
中岳周辺から少し離れた独立峰。
こちらは中岳周辺と比べて登山者がぐっと減り、且つガレ場も少ないので、走るのには最高の場所です。
麓には筋湯温泉もあるので、温泉と組み合わせることも出来ます。

3.九重連山 それぞれの山の特徴(概略)
①三俣山
タデ原湿原を通り、最初に出てくる山。標高は1,748m。
どこから見ても三峰に見えるのが山名の由来で、くじゅう17サミッツの1つでもあります。
(でも本当は4峰。)
それぞれの峰から異なる景観を楽しむことが出来、北千里ヶ浜や硫黄山(登山禁止)を眺めることができます。
②中岳
くじゅう連山の最高峰。標高1,791m。
こちらも360度の景観を楽しめます。山頂からはその直下にある御池を眺めることができます。個人的には久住山よりお勧めの景観!

③久住山
九重連山の主峰。標高1,786m。
こちらも360度の景観を楽しむことが出来、北千里ヶ浜も見ることが出来ます。
九重連山で一番人気の山はこちら。

④沓掛山(くつかけやま)
牧ノ戸峠から久住山への通り道。標高1,503m。
ここまで来るなら西千里ヶ浜までは足を延ばしたいところ。
九重連山の壮大な景観まではもう少しです!

⑤星生山
西千里ヶ浜の北の山。標高1,762m。
多くの人が西千里ヶ浜経由で久住山・中岳へ行くけれど、星生山も是非!
山頂は360度の景観で、北を見れば北千里ヶ浜や硫黄岳、東を見れば久住山。素晴らしい景観です。
岩場歩きとなるため、他の山よりテクニカル。
初級者向けではないけれど、装備をしっかりとして行ってみてください。
硫黄岳に近い為2002年まで登山禁止でした。個人的には強くお勧めの山。

⑥稲星山
中岳のちょっと南の山。標高1,774m。
くじゅう17サミッツの一つ。中岳から30分とかからず到着するので足を延ばすのもあり。
⑦白口岳
ちょっと遠いけど景観良好。標高1,720m。
山頂からは九重連山を一望可能。少し距離があるので体力とご相談を。
⑧大船山
久住連山の東の山。標高1,786m。
山頂直下に御池があり、紅葉の時期は非常に人気になる山。
紅葉の時期に行くなら是非!!
⑨北大船山
大船山の近く。標高1,706m。
大船山とセットで登られることが多い山。
⑩平治岳
北東に位置する山。標高1,643m。
6月にはミヤマキリシマが咲き誇り、天空のお花畑と化す。
この時期に行くなら是非行ってみたい山。
⑪黒岳
九重連山の東端。標高1,587m。
高塚山、天狗、荒神森、前岳の総称が黒岳で、落葉期の黒さが山名の由来。
⑫涌蓋山
九重連山の北西に位置し、独立峰。標高は1,499.5m。
山頂からは360度の景観を楽しむことができ、九重連山、阿蘇山、由布岳、天気が良ければ祖母山も見晴らすことが出来ます。
涌蓋山へ登る途中のミソコブシ山も素敵な草原が広がり、トレッキングだけでなく、トレイルランニングにとてもお勧めできる山です。

4.くじゅう連山の山以外おすすめ
①北千里ヶ浜
硫黄山の麓。法華院温泉から諏蛾守越する際に出てくる、荒野のような場所。
火山のような、NZのような、ヒマラヤの麓のような、アラスカのような。色々な要素のある風景に圧倒されます。
北千里ヶ浜からは硫黄岳・星生山の眺望があり、また『千里ヶ浜』というだけあり広くて、雄大な自然が広がります。
非常に感動して、この後“千里ヶ浜”と名のつく場所を片っ端から訪れましたが、北千里ヶ浜が1番でした。おすすめ!

②坊ガツル
九重の山々に囲まれた標高1,200~1,300mの盆地。
ラムサール条約にも登録されている貴重な湿地で、春には野焼きが行われます。
九重のキャンプ地として多くの登山者から愛されています。
ただのキャンプ地と思うなかれ、こちらも絶景。まるでニュージーランド。いや、アメリカか?
長い1本道が続いており、ここからロングトレイルが始まるのかと思ってしまいます。
坊ガツルを目的地としても良い、そんな素晴らしい景観です。

③タデ原湿原
長者原ビジターセンターからすぐの、観光地としても人気の湿原。
坊ガヅル同様ラムサール条約にも登録されている湿地で、木道が続いており、ここを散策するだけでも楽しめます。

④九重中岳御池
中岳の麓にある御池。久住山や中岳に行くならば是非行って欲しい場所。
スイスを彷彿とさせる景観で、お昼休憩するには持ってこいです。
冬季には完全凍結し、氷上歩きを楽しむ人の姿も見られます。

⑤西千里ヶ浜
牧ノ戸峠から九重連山へ行くときの通り道。
気持ちの良い場所ではあるが、個人的には星生山経由の方がおすすめ。

⑥東千里ヶ浜
中岳から九住山への通り道。個人的にはスキップしても良い場所。

5.九重連山おすすめ登山コース
「結局どこのコース行けば良いんだ!もう、選んでくれ!」という人に向けた、お勧めコースをご紹介。
①トレランに最適!涌蓋山周回コース
コース:九重森林公園スキー場⇒ミソコブシ山⇒涌蓋山⇒筋湯温泉⇒九重森林公園スキー場
走行距離13.6km、標準コースタイム6時間11分
おすすめポイント:走りやすい!景色良好!トレランに適したコース!
(※登山コースの詳細はこちら)
②健脚者向け!九重遊びつくしコース
コース:長者原⇒坊ガツル⇒法華院温泉山荘⇒北千里ヶ浜⇒久住山⇒稲星山⇒白口岳⇒鉾立峠⇒法華院温泉山荘⇒坊ガツル⇒長者原
走行距離 17.8km、標準コースタイム 8時間37分
おすすめポイント:九重見どころ一気に網羅!走るのにもgoodなところが多く、走り旅でも!
③良いとこ取り!九重連山トレッキングコース
コース:牧ノ戸峠⇒星生山⇒御池⇒中岳⇒久住山⇒西千里ヶ浜⇒牧ノ戸峠
走行距離 11.9km、標準コースタイム 6時間13分
おすすめポイント:九重連山と言えば!というところをしっかり網羅。牧ノ戸峠発着だからアップダウンも少なくて楽。
④圧倒的景観!坊ガヅル・北千里ヶ浜内回りコース
コース:長者原⇒タデ原湿原⇒坊ガヅル⇒法華院温泉山荘⇒北千里ヶ浜⇒諏蛾守越⇒長者原
走行距離:10.8km、標準コースタイム4時間47分
おすすめポイント:ピークを踏まない歩き旅。日本とは思えない圧倒的景観を楽しめる!
⑤全部行っちゃえ!くじゅう17サミッツコース
コース:牧ノ戸峠⇒三俣山・本峰⇒三俣山・南峰⇒大船山⇒北大船山⇒白口岳⇒稲星山⇒中岳⇒天狗ヶ城⇒久住山⇒星生山⇒牧ノ戸峠
走行距離:20.8km、標準コースタイム13時間49分
おすすめポイント:九重全部いただき!という感じ。走破できたらあなたも『くじゅう17サミッター』
今回はくじゅう連山のそれぞれの山の特徴とおすすめコースを紹介しました。
是非自分に合った【山×旅】を見つけて楽しんでください!
阿蘇についてもまとめましたのでこちらの記事も参考にしてください↓↓




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